揺れに強い。高さを維持する仕組み。

軸があると揺れに強い。五重の塔。(東寺)

五重塔

五重塔、見たことはありますか。
京都にあることを知っている方はいらっしゃると思いますが、
明治維新以前に建てられた五重塔で、現在日本に残っているのは、22塔だと言われています。

そのうち、京都には5塔あります。
東寺(教王護国寺)にある五重塔が、22塔のうち一番高く、55メートル(木造)です。
再建5代目で、1644年に建立されました。

新幹線の車窓からも見たことがある方も多いと思いますが、
その五重塔は京都市南区にありますから、
京都駅からも近く、徒歩15〜20分ほどで行くことができます。

 

五重塔には心柱あり

五重塔は、通年ではないようですが、内部公開もしています。
一般には初層のみ(1階)。内部をご覧になると、
密教の空間に圧倒されるかもしれませんが、ちょっとしゃがんで、下の方も見ていただきたいです。

西側に窓が設けられていて心柱が覗けるようになっています。
心柱とは「しんばしら」と読み、五重塔の真ん中を通っています。

これは通し柱のように、一本で土台から軒まで通っている柱ではなく、
心柱の周囲は吹き抜けになっていて、各層の重さを支えていません。
各層は下の層の上に乗せているだけの構造です。

このため、揺れがあるごとに、層ごとに互い違いに揺れて、揺れの衝撃を軽減する効果があります。
さらに、揺れが大きい場合に、塔全体がどちらかに大きく揺れることを防ぐために、
心柱が塔全体の揺れとは反対に揺れることで衝撃を軽減します。

高くあり続けるために

五重塔を見て思ったこと。

高くまで積み重ねて、それを維持するのは難しそうだなぁと。
もう低くすることもできないし。
これまでのやり方を変えることができなかったり、目標を見直すことができなかったり。
営業手法も、目指す路線も。

そのように揺れてしまったときに、路線変更できずまだ積み重ねるのかと。
積み重ねることで、より倒れやすくなるのに。
倒れそう、もう限界近い、ぎりぎり存続しているなと思うこともあります。

そんなことにならないよう、心柱を持っておきたいですね。
揺れても、それ以上は揺れないための柱。その柱に沿った生き方をするという軸。

その柱で支えられるものを積み重ねていきたいですね。
ただ下の層に積み重ねるだけではなくて。

そんなことを思った東寺観光でした。

【日記】
長女と母妹と京都へ。「あをによし」乗りました。帰りはキティちゃん列車(特急はるか)を。
新しい梅田駅も堪能しました。ホームドアが立派すぎて、列車を降りる際に、降車時のドア前に壁が立ちはだかっていると思い焦りました。
長女は今日世界一楽しかった!と。お土産のルービックキューブを楽しんでいます。ぶつぶつ言いながら。

次女は保育園。一人で湯船に入ることができるようになりました。ゆっくりと。どぼんしそうでドキドキします。
とても眠いのでブログを書ききりたい私。「だってはなちたいことがいっぱいあるもん」と話かけてくる次女です。

【次女睡眠日誌】
夜泣き放置で牛乳も入れずに対応すると、寝ました。が1時間もせずに起きて、むくっと身体をおこし牛乳を2本のみました。3時半にも起きて今日もとっても眠かったです。

 

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