伴走系プレイング税理士

力を合わせて一緒にやりましょ。

 

「指導系」税理士

税理士業界で長く過ごしていますが、色んな税理士や税理士補佐の方を見てきました。
深くかかわることがなくても、近いところで。
「人」なので十人十色で当然ですが、おもしろいです。

タイプも様々ですが、ある意味すごいなと思うタイプの方々がいます。
税理士とお客さまの関係が「上下関係」のような。
「記帳指導」とはよく言いますが、「指導」という言葉が合いそうな関係です。

「正しいこと」を伝えようと思って「指導」に力が入るのか知りませんが、強めの口調だったり。
お客さまが求めていても、「そんなの必要ない」と決めて一掃したり。

そういう税理士が一定数いらっしゃることから、「指導系の需要」があるのかなと
いつも考えています。
それとも税理士とはそういうものだ、と思っていらっしゃるのかなと想像したりもします。

業界歴10年少しなのでまだまだ知らない世界が多いです。

自分の今の考えは「伴走系税理士」

私は「指導」や、一方的に提供するよりも、一緒に伴走するようなお仕事の仕方が、
結果的にお客さまにも良いのではないかと考えています。

「何でもやってくれる」、「言う通りにさえすればよい」という依存心が高い状態は、
健全な経営には好ましくないのでは、というのが今の考えです。

子育てをしていて感じるのは、
親が子どもに対し手や口を出しすぎると、子供は自発的に考えません。
「全部親がやってくれる」、「親の言う通りにすれば失敗しない」と思ってしまいます。
自分の意見や行動に自信が持てなくもなります。

しかし、親の言う通りにすれば、必ず失敗しないのでしょうか。
親は完璧なのでしょうか。間違わないのでしょうか。
「どんな質問にもすぐに完璧な答えを提供できる」ことはありません。

税理士も同じで、答えを持つ機械ではないので、一緒に考えながら進んでいきたいです。
もちろん申告書の作成などは請け負いますし、これまでの経験から得た知識は積極的にお伝えします。
けれど、「指導」や「意見を一掃する」ということなく、対等な関係でいたいと考えています。

 

同時に「プレイング税理士」です

「大先生」という言葉があります。基本的に顧問先に訪問することありませんし、
お客様と会うこともありません。実務(申告書の作成等)に携わることも殆どありません。
税理士法上、申告書のチェックはしていると思います。

お客さまの生の声を聴くことはなく、真剣に向き合うというよりかは、
一歩離れたところから冷静に、というイメージでしょうか。

一方で、担当者は資格の有無にかかわらず、お客さまと接して、
時には親身になったり、共感したり、お客様の望みを近くで聞いています。
その分、悩みを解決したいという切迫度も伝わっていますし、
担当者には解決の一助になりたい、という気持ちが湧きます。

ひとり税理士事務所で「税理士本人が対応します」、というのはそこに大きなメリットがあります。
税理士が大先生だとお目にかかる機会がなく、お呼び出しするのも申し訳なく思ってしまいがちです。(お客さまを見ていて思います。)

プレイングマネージャーならぬ「プレイング税理士」として
これからもお客さまの声を直接聞いて解決していきたいです。

【日記】
外部の税理士の先生とのお話が楽しいです。刺激を受けて歩いて帰宅しました。
長女、遠足の疲れもありますが一日がんばってきました。一輪車で生傷絶えずケガだらけです。
次女、先日モリモリ食べていたうどんを夕食にしました。一本も食べず。クロワッサン食べてます。

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