税理士になれたのは大学院に通ったから、通う決心をすることができたから。
違う方法もあったかもしれませんが、結果的には、ですね。
大学院に行かなかった理由と、行こうと思ったきっかけについて振り返ってみます。
大学院に通う選択をしなかった理由
大学院へ行こう!とすぐに思い立たなかった理由について、以下のようなことだったのかなと思います。
・大学院に進学している人がまわりにいなかった。
・大学院を勧める人がいなかった。
・大学院進学についてネガティブな評価が多かった。
・大学院の受験準備が必要だった。
・大学院に通う時間とお金を準備する必要があった。
これらは今も考えられるのかな、と。
ネガティブな評価や、大学院進学者の少なさは、10年前はもっと顕著でした。
情報も少なく、受験が大変で、学費もとうてい払える金額ではないと思っていて、
そもそも選択肢にありませんでした。
・税理士3科目を合格していないから。
という人もいるかもしれません。税理士資格は2科目しか免除を受けられないので、
5科目中3科目はいずれにしても試験に合格しないといけませんので。
私の場合は既に3科目合格していましたので、
大学院を修了して論文が認められればすぐに資格取得ができたのに、
結婚・出産を期に資格が塩漬け状態に。
受験勉強もしていましたが、そもそも仕事は年中繁忙期でしたし、ギスギスした環境でしたし、
加えて、やることが増えた新生活の中、じっくり受験勉強に取り組む余裕はありませんでした。
振り返ると、昨日のブログでも取り上げましたが、
「必死になりすぎて思考停止」だったと思います。
大学院に通う選択をしなかった本質的な理由
以上のように色々とありますが、本質的には、
「資格をとってからが新しいスタートラインで、早くスタートラインに立つことが大事なこと」
という認識が足りなかったことかなと。
もっと言うと、税理士になったらどうありたいか、という思いを強く持つことができなかったからかもしれません。
資格をとるとお給料は生活できるほどになるかもしれませんが、
イキイキと働いている人は周りにいませんでしたし。
どちらかというと、税理士が、「苦しい試験を乗り越えた存在」であるけれど、
とっても魅力的な仕事というわけではないように見えました。
今はそう思っていません。楽しそうな方はたくさんいらっしゃいますし、
資格を取得すると色んな選択肢が増えそうです。
そんなことを想像することができれば、もっとモチベーションがあがったし、
絶対に資格取得する!!!と思っていたかもしれません。
あと、産後に子供を育てながら働くのがこんなにも大変と知っていたならば、
その前に何とかしなければならない!望む働きかたがしたい!と思っていたかもしれません。
言わばサスティナブルな、持続できる、耐えうる(Sustainableの和訳です。何だかピッタリで。)働き方をしたい。
どんなライフステージでも。仕事と育児と生活を回しながらそう思ったのです。
大学院に通う決心をしたきっかけ
そういうことで、3科目取得後、何年も資格を塩漬けしていたのですが、
ある年、大学院に通おうと決心しました。
ホップ・ステップ・ジャンプという風に、3段階くらいで
気持ちが動いたように記憶していますが、一番のきっかけはお客様のご期待をいただいたことです。
ホップ:お客様に税理士になることを期待していただいた
担当していたお客様に税理士になることを期待していただいたのです。
何年くらいかかるの?とお会いするたびに聞いていただいたのですが、社交辞令ではありません。
「やると決めたらできることを、決めるか決めないか、やるかやらないか、どうするの。」と、
言葉ではおっしゃいませんでしたが伝わりました。決断を迫られた思いでした。
「資格をとるの?とらないの?とるなら何年かかるの?」
シンプルな問いでしたが、自分の気持ちと向き合うきっかけになりました。
この時は、自分の嘘偽りのない気持ちで、「早くて3年でとることができます。」
とお答えしました。
2科目に1年で合格すれば1年ですし、2年で合格すれば2年なのですが、
「誠実な」気持ちでお答えしたので、3年というお返事になりました。
(育児中なので、2科目3年か、大学院3年のどちらかの選択になるだろうと。)
ご質問いただいたことが、(良い意味で)プレッシャーになったこと、
絶対に期待にお応えしたいと思ったことをよく覚えています。
ステップ:その後に違う方にも後押ししていただいた
その後しばらくして、他のお客様にもそんな方法(大学院に通って資格をとる)があるなら、やればいいやん!と後押ししていただいて。
そのお話をしたのが、次の入学に間に合うかどうかギリギリのタイミングだったのです。
これを逃すと1年遅れてしまう。真剣に調べはじめました。
ジャンプ:育児中でも資格を確実に取得したい
育児中だったことです。いつ熱をだしたり体調を崩すかわからない(しかも回復までそれなりの時間がかかる)子供との生活で、年に一度の試験日に最良のコンディションで挑めるのだろうか。
そんな運試しみたいなことで1年を捧げても良いのか、コンディション最良でも合格率は低い試験なのに、と。
3年と決めたから絶対に3年で(最短で)とりたい。戦略的に考え本格的な検討をするに至りました。
人生の先輩であるお客様にお会いできたことは私にとって幸運でした。
本当にありがとうございます。
さいごに
結論から言うと、大学院に進学して本当に良かったです。
良い出会いも勉強になる出会いもありました。
さらに続きもあって、実は進学してから次女を授かりました。
妊娠出産と大学院生活。仕事も続けて。どういう生活だったか、
その時の気持ちを記録したくてブログを始めたいと思っていたことだけは、はっきり覚えています。
(できませんでしたが。本当にやっていればよかったです。。)
ブログにはその時の生活のことも少しずつ書いていく予定です。
そう思うと、独立も新しいスタートライン。
早めにスタートラインに立つことが必要なのかもしれません!
いつ新しいスタートラインに立つか明言してみましょう。
【日記】
朝にやりたいことをしようと早起きしましたが、今日も次女が起きてきました。
ママどこ~?いないと思った~と不安げです。早朝なのに「テレビ~」というので
それは避けたくて遊びに誘いました。
二人っきりで遊べるのが嬉しそうで「ママとあしゃにあしょぶのたのちい~」(朝に遊ぶの楽しい)と。朝にやりたいことをやる次女でした。朝活に目覚めてしまうかもしれません。。
いつもより2時間も早く起きましたので、またぐっすり眠るかもしれません。
そういえば、昨晩11時半頃に起きた後は夜通し寝ました!久しぶりです!どれくらいぶりかわかりません。
長女は昨日の特訓が効いたのか今日は算数の宿題を全部自分でできました!
公文に通いたいというので申し込みもしました。