減価償却と繰延資産償却について

パソコンは4年で償却。

たくさんの出費があったとしても、
全ての支払額が、全額その事業年度の費用になるわけではありません。
毎年少しずつ費用にするものがあります。

一度に費用にできない「償却」について

支払った金額を、支払った時に一度に費用にできない資産。
これには、「固定資産」や「繰延資産」があります。

固定資産は、
・建物、建物附属設備
・工具器具備品
・車両
など。

繰延資産は、
・開業費
・賃貸契約の時に支払う礼金(権利金)
・フランチャイズ本部に支払う加盟金、ノウハウ
などが該当します。

これらは、毎年少しずつ経費にしていくのですが、これを「償却」といいます。
固定資産の償却は「減価償却」、繰延資産の償却は「繰延資産償却」です。

償却額は、法で定められた償却方法、償却年数で計算します。
固定資産などは、高額なものも多く、
間違ってしまうと損益の数値に大きく影響したり、
定められた償却額より多く計上した場合には認められなかったりしますので、注意が必要です。

税務ソフトの設定を見直そう「建物附属設備」・「構築物」

減価償却方法は、科目ごとに定められており、
長い年月の中で、改定を重ねています。
昔は定率法だったものが現在は定額法だったりします。

そのため、
昔から営業していて、すでにいくつかの固定資産がある場合、
税務ソフトに頼っていると間違いやすいものがあります。

代表格は、以下の減価償却方法です。
・建物附属設備
・構築物

平成28年4月1日以後に取得した建物附属設備、構築物の償却方法は定額法です。
以前は定率法でしたので、
過去に勘定科目と減価償却方法を紐づけしていると、
新しく取得した資産も、以前の償却方法(定率法)で償却されるかもしれませんので、
定額法になっていることを確認しましょう。

見逃しがちな「繰延資産」

「繰延資産」償却の対象になる支出も、うっかり見逃してしまうことがあります。

例えば、建物を借りる時に支払う礼金。
契約期間のたびに支払うのでなければ5年で償却します。
更新ごとに支払う場合には、更新期間で償却です。

フランチャイズ本部に支払うノウハウも、請求書にどのような記載で請求があるかわかりませが、
実態で判断します。加盟金やノウハウに該当するものは、5年で償却しましょう。

その他にも、支出する費用のうち、その支出効果が1年以上に及ぶ資産は、
繰延資産として計上し償却します。

以上のように、償却方法と償却年数を把握して、
その年に費用にできる金額を正確に算出することは、
損益計算と税金の計算には必要です。間違いやすいところでもあるので
改めて確認してみましょう。

 

【日記】
早出昼休みなし残業。この字面だけで仕事している風になりますね。
長女はちょっとたまった宿題を。朝に「宿題やったっていってたよね?」と言ったのが気にいらなかったのか、「いつも嫌な言葉をいってしまいそうなのを我慢している」とのこと。・・・。
心の葛藤伝わるし、我慢しているのもすごい。私も言われるのは嫌だけど、でも言ったほうがすっきりするかもね。覚悟しときます。
次女はおむつをはずしたとたん…。ありがちです。

【次女睡眠日誌】
昨日はよく寝ました。2時以降は連続して。やったー。睡眠確保できるかもという希望。嬉しい。

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