気になるのはどこ。
法人の決算書が完成して手元に届いたとき、または提出前の下書きを確認するときにチェックするならば、ここを確認してみましょうというチェックポイントについて。
決算書とは
決算書とは、一般的には、会社の財政状態や経営成績を表した貸借対照表や損益計算書を代表とした財務諸表のことを指しますが、決算税務申告後の確定申告書を指す場合があります。
決算の後に銀行の方が、「決算書ご提出いただけますか」、というと、それは、確定申告書のことでしょう。
確定申告書には、決算書(貸借対照表や損益計算書)も含まれています。それは、決算書をもとに税金がいくらになるかを計算するからです。
法人の確定申告書は損益計算書上の利益を出発点として、(会計上では収益、費用だけれども)税務上は収益、費用ではないもの、またその逆のものを調整して税額を計算します。
そのため法人の確定申告書には、「別表1」から始まる納税額の計算書類の部分と、その出発点となる会計上の数値をあらわす「財務諸表」の両方の書類を添付して提出することになっています。
「財務諸表」をチェック
法人の確定申告書。チェックポイントの一つ目は「財務諸表」です。
月々の試算表や、決算仕訳前の試算表から、最終的に「決算数値」がどのようになったのか確認してみましょう。
損益金額が増えた、減った、ということがあるとすれば、内容を確認してみます。
月々の減価償却費を計上せずに、決算時のみ減価償却費を計上している場合や、
棚卸の増減、未払い、未収、前受、前払いのような経過勘定があれば、増減があるでしょう。
決算の仕訳でどれくらいの影響があるのかは、確認してみましょう。
決算で大きく変わらないように、毎月計上できるものは毎月計上するのもおすすめです。
税金計算をチェック
法人の確定申告書。チェックポイント2つ目は、「税務上の利益」がどうなっているか。
どの法人の確定申告書にも必ず添付されている、「別表4:所得の金額に関する明細書」で確認できます。
別表4は、「会計上の利益」を出発点に、最終的に「税務上の利益(所得)」がどうなったかを計算する書類です。
どのような項目により会計上の数値から調整されているのかを確認してみましょう。
調整金額が多くなるケースのひとつが、税務上の費用になるものを「会計上は資産計上」した場合です。
「経営セーフティ共済(中小企業倒産防止共済)」などが該当します。
この場合、別表4で利益から差し引かれて、税務上の利益は会計上の利益より少なくなります。
会計上の利益よりも、税金計算上の利益が少なくなる、ということがありますので、その内容については把握しておきましょう。
法人の決算書のチェックポイント。確定申告書の中身を理解するための1歩としてご参考くださいね。
【日記
昨晩寝る前に、「〇〇も唐揚げ食べたかったのに!」と思い出したように言う次女。3人でミュンヘンの唐揚げを食べていたの知っていたとは…。寝言は、「食べたかった」ではなく一安心。「お空とんでる」、「ボールじゃない!風船!」。
今朝は子どもたちは早起きで、長女はカブスカウトへ。片道30分自転車で移動してすごいなぁと。その後カットへ。髪サラサラで嬉しそう。
夜はお肉まつり(ステーキ)。大満足。
雨なのでキッチン、棚整理など。引っ越し後仮整理だった子供服整理も。パワーを使いました。物の管理コストの大きさを再認識。
【something new】
お米の水加減の研究