オキシトシン分泌中。(2021年2月)
子どもとの生活が、記憶や学習能力を高めるかもしれない!というお話です。
(子どもとの生活でなくても、ということも書いています。)
触れ合いで心が落ち着く。「オキシトシン」
子どもや動物との触れ合い心が落ち着いたり、癒やされたり、ストレスが減るような経験はありませんか。
日々大変さをアピール(?)しがちな子どもとの生活も、実は癒やされている時間が多いのではないでしょうか。(癒やされつつ、という日々だからやっていけるのかもしれません。)
この癒やされている感覚は、「オキシトシン」というホルモンが分泌されるためだと言われています。「オキシトシン」は「愛情ホルモン」、「幸せホルモン」、「抱擁ホルモン」とも呼ばれます。
「オキシトシン」は、脳の視床下部から分泌され、神経伝達物質としても機能します。
神経伝達物質は他にも、セロトニン、ド-パミンなどがありますね。
「オキシトシン」で能力がアップする?!
オキシトシンは出産時には陣痛を促したり、出産後は母体の回復や母乳の分泌にも関与しています。そのため、女性特有のホルモンと認識されていましたが、性別問わず全ての人に分泌されるそうです。
オキシトシンには、不安を和らげたり、他社への共感や信頼感を高め、痛みを感じにくくする効果があるそうです。これらにより、心身ともにリラックスしてストレスが軽減されます。食欲を抑える効果もあるそうですよ。
実験では、子どもと過ごした経験のある動物の方が、記憶と学習の能力が高いという結果も。これは、出産や、実の子どもを育てた経験でなくてもよくて、里親であったり、自分が愛情をもって接する相手があることで、そのような結果につながるようです。
実験では、愛情をもって子どもを育てれば、オスでも同じような結果がでるそうです。
社会的行動への不安の減少や、他人に対する信頼感を増加させ、集団生活の中で人間関係など、社会性の向上につながるとも言われています。
「オキシトシン」は他者にやさしくすると分泌される
オキシトシンは、「愛情をもって接する」ことで分泌されます。
母子という関係でなくても、誰かに親切に接することで分泌が促進されると言われています。子どもに限らず、後輩や他者などに対しても。
イギリスの研究では、食べ物を分け与えた直後の動物の体内では、オキシトシン量が増加していたことがわかりました。また、マッサージを受けている側よりも、施術している側の方が多くのオキシトシンが分泌されるそうです。
「親切にするのは自分のため」とはそういうところも関係するのかもしれません。
他にも、オキシトシンの分泌は、会話や触れ合いなども分泌促進効果がありますし、
スポーツや、新しいチャレンジ、やわらかいものに触れる、なども効果的だそうです。
愛情を持って子どもを育てた経験が、記憶と学習能力を高めることになるとは…!
他者に優しくすることで自分にも穏やかな気持ちが訪れるのは素敵なことですね。
【日記】
1日中「ママと離れたくない」という次女。2人の娘と過ごす日々はいつも賑やかです。
脳がキャパオーバーになることも。
それなのにいざ「シ〜ン」と静かになると、子どもたちは何をしているのかと気になります。たった10分程度の沈黙でも違和感を感じるんですよね。
次女の睡眠対応はフェーズ2に突入しています。23時でも寝ない、眠そうでも寝ないです。
【something new】
goodstaygood