処分できないので減らないけど、そのまま整理収納。
片付けは多くの人にとって普遍的なテーマです。特に、モノを処分するのが苦手な方にとっては、一般的な片付け方法では難しさを感じることが多いでしょう。私自身、思い切ってモノを処分できない方の一人です。そんな経験から、モノを手放せない人のための片付け方法について考えてみました。
片付けはモノを減らすことからというけれど
独立後、片付けに本格的に取り組もうと決意しました。片付けは頭を使う家事であり、心に余裕がないと取り組むのが難しいものです。日々の生活に追われ、子どもとの時間や炊事、洗濯、睡眠といった切実な日課に比べると、どうしても後回しにしがちでした。
一般的に「片付けはモノを減らすことから」と言われますが、これがモノを手放せない人にとっては大きな壁となります。書籍などでは、
・処分するための基準を決めたり(年に1度も使わなかったら処分するなど)
・ときめかないものは処分したり、
・数を決めて、制限したり(カップは2個以上持たない、など)
という方法が提案されています。しかし、これらの方法は、ある程度片付けが進んでいたり、サポートがあったりする場合には効果的であっても、すべての人に即効性があるとは思えません。
家族全員の所有物をこれらのアドバイスに沿って粛々と整理していくのは、簡単なことではありません。そういった仕組み作りをしたくても、大きな労力と時間がかかることは目に見えていますね。
「処分しない片付け」を実践する
そこで提案したいのが、「処分しない片付け」という方法です。
私自身の経験から、時間が経つと処分できるようになることが多いことに気づきました。成熟させるというのでしょうか、時間とともに気が済むのかもしれません。
同じように処分をためらう方には、「処分しないで保管しておく」ことをおすすめします。物が多くても、まずは整然とした状態を目指します。具体的には以下のような方法を行ってみました。
- 処分しない前提で、保管する方法と場所を確保する
- 棚上などのデッドスペースを活用する
- 整然とした状態を保つことに集中する
このように考えると、今まで気づかなかった収納スペースが見つかることもあります。そして、もしデッドスペースに収まりきらない場合は、さすがに処分しようという気持ちにもなりやすくなりますよ。
段階的に片付けを進める
「処分しない片付け」から始め、徐々に次のステップに進んでいきましょう。まず、「捨てない片付け」を成功させることが重要です。モノが多くても、収まるところに収まり整理されてくると、もっときれいな状態を目指したくなるものです。これが次のステップアップにつながります。
きれいにしたくて、空間に余白が欲しくなれば、そのときこそ「モノを処分」することに取り組みましょう!この段階では、モチベーションが自然と高まっているはずです。
ポイントは、「処分できる気持ち」の時に着手することです。無理に処分しようとせず、気持ちが乗っているときに行動することで、いつもよりもスムーズに進められるでしょう。(過信はできませんが。うまくいかない時には回数を重ねて少しずつ。)
おすすめの方法として、「丸一日家にいる時間をつくる」ことがあります。家にいると周囲のモノが目につきやすく、自然ときれいにしたくなるものです。私自身も、外出しない日をつくったことで、思い切り片付けに取り組みたくなりました。
この方法により、「モノを手放さなくてもよい」と思うことで、無理なく片付けを進めることができます。一朝一夕にはいきませんが、「処分しなきゃ!」というストレスがなく進めていくことができるのがいいですね。モノへの執着を徐々に緩めながら、少しずつ快適な空間を作っていきましょう。
【日記】
長女は引き続き風邪。トークショー参加をキャンセル。
次女は元気そのもの。いすに座る私の膝の上にバランスをとって立ってパフォーマンスしています。デジタルフォトアルバムを見て息が切れるほど爆笑。
予定がなくなったので、衣替えと一緒に模様替えをしました。キャンセルは残念でしたが、整理が捗りよかったです。
【something new】
あるサービス申込み