子どものやりたい気持ちを応援するために避けたい言葉

ヒヤッとする瞬間

今日は街のイベントに参加しました。竹馬やコマ回しめんこ遊びなど、昔ながらの遊びができる場所が設けられています。好奇心もチャレンジ意欲も旺盛な長女は早速「竹馬」にチャレンジします。

竹馬は、ポールとプラスチックでできた既製品ではなくて、手作り感がありました。8組ほどある竹馬は、竹の長さも、足乗せの高さもバラバラです。

きっと既製品は乗りやすい工夫がされているのでしょうけれど、手作りの竹馬はどうやら既製品とは違うようです。どのお子様も苦戦しています。持ち手もすべるし、長くて扱いにくそうで、足乗せも安定しないようでした。

一歩進むどころか、乗りあがることもできずにいて、広くないスペースに、竹馬を乗る子ども、乗らない子どもが入り組んでいてとても危ない。前方に倒れる子どもと人が接触しそうな場面があって、ヒヤヒヤ。誰も怪我しないように祈りました。

怪我をさせたくなくて制止してしまう親心

次女も竹馬の隣で竹ぽっくりに乗り始めました。高さもあるからひとりで乗るのも難しいし安定感もありません。こんなときだけ勇敢な次女。転びそうになっても誰かが助けてくれるはずと思う節があって、無謀にも歩こうとします。

そんな状況ですが、「写真とるからじっとしてね」と、長女と次女と、周りのお子さんを見守りながら写真を撮る私⋯。さすがにミラーレス一眼を取り出すのは諦めiPhoneで。

で、その隙に次女が「勇敢に」一歩踏み出して転びました。尻もちをついて驚いた表情をしています。(「何で助けてくれなかったの?」と言わんばかり(汗)。)
私は転んだ次女に気をとられていましたが、ハッとして長女を見ると居合わせてた方に支えていただいています。

もう転んだら嫌だなぁと思って、「だからじっとしてって言ったやん」、「危ないから無理しやんといて」、「もう危ないからやめよう」、と言いたくなるところですが、

見守ってくださる方々がいらっしゃったおかげで、今日は長女と次女の「やってみたい」気持ちを尊重することができました。

できるだけ何も言わずに見守っていたい理由

「危ないからやめて!」というセリフ。どちらかというと多く言っている気がします。
一人では二人も見守りきれない、何かあっても対処できない、という考えるとリスクヘッジができているとポジティブに考えることもできますが、
私は娘たちにそんな言葉をかけるのがイヤだなと思っていました。

「ダメ!」、「気を付けて!」、「周り見て!」などという言葉をかけずに適度な距離で見守っていると、子どもが夢中で遊ぶことができて生き生きとしているんですね。好奇心のままに行動しているのでパワーに満ちあふれています。全てが楽しそう。制止されないのですから。

やろうとしていることに対して、良かれと思っていても色々言われると、行動するパワーがしぼんでしまいます。そして、そういう経験から、行動する前に頭で色々と考えてしまって、うまく行動したり楽しめなくなるのかもしれません。

大人になった自分にも思い当たることもあります。後先考えすぎて、失敗を恐れて行動できなくなったり、楽しくなくなったりすることがあります。そういう習慣はもしかしたら、「気を付けて」と言い過ぎることに関係してくるのかもしれません。

失敗して大きなダメージを負うのは避けたほうがよいこともあるでしょうし、失敗したときにフォローできる余力がないと、それこそ大変なダメージを負うことになるので避けたいですけれど⋯。

それでも、失敗してもフォローできる余力を確保することも含めて、娘たちの行動を適度な距離感で見守りたい。子どもたちの情熱と興味のおもむくままに行動することを楽しんでもらいたいなと感じました。

私が言い過ぎることをやめたいのは、娘たちの「やってみたい気持ち」をしぼませたくないから。
やってみたい気持ちを後押ししよう、行動を制止しないようにしようという心構えが、自分自身の行動力や活力を生み出すヒントになるかもしれません。

 

【日記】
街のイベント。3年越しのリベンジで焼き芋を無事ゲットしました。お友達にも会って楽しみました。
午後は「外出したい長女vsお家にいたい次女」で、すったもんだの末、公園に。長女が勝ったように見えていますが敗北でもあります。(次女を説得できず無念で泣いてしまったので、次女が折れました。)イベント開催されていてコスプレイヤー+カメラマンで大賑わい。次女のお友達に会い一緒に遊びました。次女がお友達の弟くんの面倒を見るというお姉さんらしい一面を見せてくれ新鮮でした。

【something new】
街イベント
関西acosta!イベント

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