このような地図に、ピンが立ち居場所をお知らせします。(参考画像)
新年度の始まりですね。小学生になったお子さまにGPSを持たせるご家庭もあるのではないでしょうか。
我が家も小学生の長女にGPSを持たせています。小4になった今も。いざという時の備えとして、居場所を確認できる安心材料として。
しかし、GPSの限界もあります。「いざというとき」のことを考えるとスマホや通話可能な端末の方が安心できます。(学校に持っていくのは不可ということでGPSを選択するご家庭は多いのでしょうけれど。)
GPSは普段の安心材料になる
小学生になって間もないころは、遠くない学校までの道のりも無事に通っているのか心配でした。GPSを持たせていると、安心材料になります。登校・下校とその道中をおおよそ把握できます。
近所の習い事に行くときも、行って帰って来ることは問題ないだろうと思っていても気になるものです。そんなときにもGPSを持たせていると安心することができました。少し帰りが遅くても、動きがないGPSを見て、今日は長く時間がかかっているんだなと知ることができます。
すぐそこの〇〇公園で友だちみんなと遊ぶというときも、そこにいることを随時確認することができます。ご契約するGPS端末によっては、「みまもり範囲からはなれました」という通知もありますから、無茶な移動はしていないことを知ることもできます。(私が使っている「みてねみまもりGPS」にはこの機能があります。)
いざという時のGPSの限界。やはり通話可能なものがいい。
そんなGPSですが、いざという時には限界があります。いざという時とは、予定外の行動をしたときです。先ほどのように、いつもの学校やいつのも習い事やいつもの遊び場でしたら基本的に心配いりません。しかし、報告もなく知らない場所に行ったとき、いつもと違う道を通ったときには情報が足りません。
「〇〇時くらいまでは、おおよそこの辺りにいただろう」ということしかわからないのです。あと、それまでの経路も少しわかる程度。
それは、GPSの精度と更新間隔の問題でもあります。GPSの精度は、お使いになっている方はわかると思いますが、「だいたいここらへん」という順路を表すにはおおよそ合っていると思いますが、ピンポイントで、「〇〇時〇〇分にどこ建物にいたのか」ということをしっかりと把握することはできません。電波状況によって、隣のビルや向かいのビルなどを示すことは普通にありますし、数分立っても、位置が更新されないことがあります。また、広い場所だと、その施設中のどこにいるかは全くわからないでしょう。
更新間隔も気になりますね。普段は1分30秒ごとの更新でも十分ですが、どこにいるか捜索中だとすれば、1分30秒の移動幅は大きいです。やきもきしてしまいますね。しかも色んな要因で、適時に反映されるとは限りません…。機器や通信の不具合、充電切れなども考えられます。
通話できれば、「どこにいるの?」と一言言えばいいものが、GPSだとこちらからの発信が何もできないのです。「だいたいこの辺りにいる」とわかっても、探し回らなければいけません。GPSの位置情報が近くにあったとしても安心できませんよね。
結局頼りになるのは信頼、地域の目、ご近所付き合い
GPSにしてもスマホにしても、完全に安心を担保できる道具ではありません。落としたり何かしら不測の事態もあるでしょう。結局頼りになるのは、子どもとの信頼関係ですね。端末を持たせているからと、「何時まで、誰と、どこに行くのか」という基本的な確認は必須です。
また、安心という意味では、地域の目は大きいですね。「今日はまだ来てないよ」「今日は通らなかったよ」という情報もそうですし、何がなくても地域のみまもりの目は、子どもたちを守っていることでしょう。
そしてご近所や交友関係のお付き合いも頼りになりますね。一緒に遊んでいたり、同じ習い事に通っているお友達の親御さんなどのお付き合いがあれば、とても心強いです。何かあったときには一番の頼りになります。
GPSがあったら安心、となるのは早計です。機器に頼りすぎず子どもをみまもる体制、安心できる環境を整えておきましょう。
【日記】
次女食欲なく「おなかいたい」「しんどい」「気がわるい」と。一見元気なので気が付きませんでしたが、胃腸風邪のようです。
長女はいろいろあって習い事もお休み。今週早起きしてとてもがんばりました。しっかりしてきたなと思いますが、まだ小学生ですね。
【something new】
しづや