予定が埋まっていることに救われる。
「はい喜んで」が生む無力感
「大事なお客様。」「謙虚でいるべき。」などの「言葉」は、
「どんなご要望も喜んでさせていただきます。」という考えに帰着しがちです。
歪んだ考えなのか、本当にそういう意味だったのかわかりませんが。
この考えだと、なんかめちゃくちゃなこと言われたときでも、
「反論せずにやらないとあかんねんな」、「自分が至らないんやな」と
思うことにつながります。
こんな状態苦しいですね。
これが続くと、自分らしさや自分の気持ちがわからなくなって
本当に自分が大事にしたかったこともわからなくなってしまいます。
「謙虚さ」を追求したいと思って行動してたら、
「無茶をいうお客さん」にとられる時間や労力が増えて、
「良いお客さん」に割く時間も気力もなくなる、という結果に。
気持ちも報われるものもなく、「自分は無力だ」という無力感だけ残ります。
自分が大事にしたかったのは、こういうことだったでしょうか。
自分のことを後回しに、自分が犠牲になることが謙虚で誠実ということでしょうか。
きっと違うと思うんです。
自分を犠牲にしたら、依存心の高い方の無茶な要求は増すかもしれません。
そういう関係、望んでいたでしょうか。
無理難題を受けない工夫
先に大事なことを行動として予定に入れてしまうことで
防御することはできるかなと思っています。
どうしても相手先に対して気を使ってしまって、
余計な神経を使うのみならず、余計な作業をしてしまったり。
必要以上の「サービス」を提供してしまったり。
どうすればそういう状況をなくすことができるのか。
まず、「わたくしのような者」みたいに自分を卑下する必要はないです。
呼び出されたらすぐに行く必要もないし、今日夕方に言われて明日朝までやる必要もないし、
お休みなのに出社する必要もない。
(こんなこと言うと一部の方からはお叱りを受けるかもしれませんが。)
それでいいのだとまずは冷静に理解しましょう。
それでも、予定に隙があるからやってしまうかもしれません。
だから、「先に予定をいっぱいにする」のです。
自分のことを後回しにしない時間術
するとどうなるかと言うと、
- 予定がいっぱいな中、来てください、という連絡が来る。
予定がいっぱいなので、断ることができる。
行かなくても解決する方法を提案できる。(メールやウェブミーティングなど。)
もちろん行きたかったら行けばいい。
行きたくないのに、何とか都合をつけて行くことを避けたい場合の話です。
- 呼び止められたり、長話に付き合わされそうなとき。
相手はだらだら時間を過ごす事に嫌悪感がないことがあります。
自分が何も言わないと、「長く引き留めていても差し支えない」と思われます。
こんな時も予定が入っていると、「予定が入っているので失礼します」と言うことができる。「手短にお願いできますか」と言うこともできる。
- 例えば、電話がかかって来て、「急ぎで折り返してください」、と伝言が入る。
予定が入っていると、すでに予定が入っている時間は何もできないから
待ってもらう以外の方法はない。
(もちろんすぐに折り返したい、ということでしたら、そうすれば良いですし。)
自分の都合の良いピンポイントの時間で折り返すことができる。
(そのピンポイントしか空いていないから仕方ないです。)
大切なのは、流されるがまま、相手のペースに巻き込まれて
気が付けばやりたくない非効率な無茶な要求を引き受けてしまう、ということを防ぐことです。
予定が埋まっていないとふりまわされます。
予定を埋めて、堂々と
「埋まっていますので、」と、自分のペースで仕事を組み立てましょう。
だれにでもすぐに当てはめられるわけではありませんが、
「自分が大事にしたいことを先に予定に入れてしまう。」「それを守る。」
ということはやってみてもよいのではないでしょうか。
【日記】
ひらかたパーク(義父母・父・子)を楽しんだようす。
てんとう虫の乗り物が一番楽しかった。
髪の分け目まで日焼け。