税理士担当者の変更がもたらすデメリット

税理士は、税務申告書作成業務以外にも、日々の企業の財務状態をチェックしたり、経営にまつわるあれこれを相談したりという役割を果たしています。では、税理士担当者が変わると、どのようなデメリットがあるのでしょうか。

信頼関係とコミュニケーションの断絶

長年付き合ってきた税理士担当者との信頼関係は一朝一夕には築けません。新しい担当者に変わることで、以下のような問題が生じる可能性があります。

  • これまでの経緯や、企業の事情や文化の理解、暗黙の了解事項の共有が難しくなる。
  • コミュニケーションスタイルが変わる。
  • 相談のしづらさや心理的な距離感の増大が生じる。

信頼関係の再構築には時間がかかり、その間の業務効率低下は避けられません。
頻繁に担当者が変わると、長期的な信頼関係を築きにくくなることも考えられるでしょう。

 

一貫性の欠如と方針の変更

次に、税務戦略の多くは長期的な視点で立てられますが、担当者が変わることでこの一貫性が損なわれる可能性があります。

  • 過去の決定事項や長期的な税務戦略の継続性について失われる可能性、または再検討が必要になる。
  • 新旧担当者間での引き継ぎ不足による方針の突然の変更。
  • 解釈や判断基準の違いから、担当者が変わるたびに方針や助言が変わる可能性。

長期的な視点で検討した方針については、税理士担当者が変更した後も引き継げるようにしておくことが望ましいです。

ときには、税理士担当者の解釈の違いから、結果的に、毎年の申告内容の一貫性が保てなくなることもあります。これらの問題は、税務調査時のリスク増大にもつながるかもしれません。

 

サービスの質の低下

担当者が変更になった場合、一時的なものだとしても、サービスの質が低下する可能性もあります。

  • 担当者としての経験が浅く、引き継ぎに時間がかかることによる判断ミスや見落としの増加
  • 業界特有の知識や慣行への理解不足
  • タイムリーな助言や対応の遅れ

特に、専門性の高い業界や複雑な税務状況を抱える企業にとっては、大きな問題となる可能性があります。新しい担当者は会社の状況を把握することからはじめなければいけないため、一般的に対応のスピードが遅いと感じることがあるでしょう。

 

一見些細な問題に思える税理士担当者の変更。しかし、信頼関係の断絶、一貫性の欠如、サービスの質の低下といったデメリットをもたらす可能性があります。

このように、担当者の変更は、相性の合う新しい担当者との出会いにつながる可能性もありますが、頻繁な担当者の変更は負担が大きいと考えられるのではないでしょうか。

 

【日記】
長女1週間ぶりに登校。お友達と会えたことが楽しく元気がでたようす。担任の先生がフォローしてくださり、帰宅後もお電話くださいました。ありがたいです。(涙)
行き帰りは送迎しました。天気が寒く、お迎え間に合ったのが嬉しかったようです。

次女は今日もチュニバビアで遊ぼうと誘ってきます。サンタさんにはメルちゃんセットをお願いすると言って、「メルちゃん」と書いた紙をダイニングチェアに貼っています。毎日見せられているので…気になってきました。

【something new】
新しいiPhoneケース

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