お客様とお会いするときに準備していたもの


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会社から求められていたこと

入社当初に会社から私に求められたのは、決算申告書を作成すること。
これをつつがなく行うことが、私に求められたことでした。
異業種からの転職ですから、実務経験もなく、どうやって
そのスキルを獲得すればよいのかわからない中でした。

まったくわからないところから、教えてもらえるわけでもなく
前年の資料をみたり書籍を参考にしたりしながら何とかやっていく日々。

そんな状態ですから、お客様からのご質問にお答えするのも、精一杯でしたし、
毎回かなり時間をいただいていたように思います。
わかりません、とは言えませんから、最終的に何かしらの「答え」を差し上げるまで
時間をかけてお調べしたものです。

このように、会社から求められていたのは、お客様に必要な情報を想像して
ご提案ご提供したりするお仕事ではなく、
仕訳の仕方、試算表の作成、申告書の作成と提出のお仕事、また、
お客様からのご質問にお答えすることでした。

会社から求められていなかったもの

当初はまだ、節税でご提案できる内容がいまよりは存在していたように思います。
消費税のスキームなどひとつとっても徐々に封じられてきました。

特にスキームと呼ばれるような節税方法については、
内容に関わらず、なぜ節税になるのか、どのような方法なのか、いくら税金がやすくなるかは
お客様にお伝えしたいことの一つです。
そういうときにご説明資料を作っていったこともあります。

しかし、所属する会社からは求められていませんでした。
そんな時間をかけることに対して。
ご説明資料を作るなら、一つでも多く記帳業務や申告書作成の仕事をこなすように、とのことなのでしょう。

私のスタンス

記帳代行、申告業務さえこなせばよいという考え方もありますし、
それだけを求める方も一定数いらっしゃることと思いますが、
私は、お客様にとって必要な情報を想定し、こちらからご提供できるようにと考えています。
求められて、という場合も含みます。その方がお客様の必要性は高いと思いますし。

何かをご説明することについても、必要な時間かなと考えています。
そうした考えから、ご訪問時にお客様にお伝えしておくと、お役にたちそうなこと、
推移表、決算予想などの数値だったりを資料として準備してお伺いすることがあります。
自分が経営者だったら知りたいなと思うようなことを中心に。

ところが、いざお会いすると、自分の想像とは違っていることもあります。
違う課題を解決することに注力されていたり、
新しい事業のことで頭がいっぱいだったり、今日は休ませて(経営者を?考えることを?)
というテンションの日もまれに。雑談中心の日もあります。
法人顧問ではありますが、ときには会社のお話ではなく、事業承継や相続のお話のことも。

そんなときは、持ってきた資料を取り出したりもせずに、そのままそっと持ち帰ります。
昔は、自分が準備したお話を全部お伝えすることが、お客様にとってよいことだと考えたこともありました。今は違いますが。

このお話がしたいという旬がありますしね。今お話しても頭に入りにくいかなと判断すると
さっと引き下がります。今日のお話メモには書いておいたりしますので、
お客様が気になられれば、お話する準備はできています。

せっかく準備した資料が、、、ということは結構ありますので、
予め準備する是非は考えたほうがいいかな、、と思うこともありますが、
もしお伝えしなくても、自分なら必要かなと思うことについては、準備しておくようにしています。

以上、
お渡ししなかった資料を見て、入社当初のことを思い出しました。
どこまでやるか、求められるかは関係性にもよるかな〜とも。
常にコミュニケーションがとれる関係だと、お渡ししない、ということにはならないのかもしれませんね。

【日記】
csvデータの加工と決算作業をメインに。オフィス見学も。ブログ途中でウトウト。
長女は友人宅に行くのが楽しみにして登校をがんばりました。
次女はお熱下がらず。機嫌が悪く、帰宅後ねむたい〜といって、昨日に続き7時台に就寝。
寝言を言っています。

【次女睡眠日誌】
7時台に眠ったけれど、1〜2時間おきに起きてしまいます。
ママ〜!!!という寝言が多くて。

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