大卒就職率、過去最高 98.1%
2024年3月に大学を卒業した人の就職率は98.1%と、
1996年度以降、最も高い水準を記録し、まさに売り手市場と言えます。
就職率は、就職を希望する学生のうち、実際に職に就いた人の割合を示します。2024年の調査では、4月1日の時点のデータに基づき、全国の大学や短期大学など112校から合計6250人を抽出して行われました。
2020年卒までは就職率は上昇傾向にありましたが、コロナ禍の影響により、2021年卒は96.0%、2022年卒は95.8%と低下しました。しかし、2023年卒は97.3%と3年ぶりに前年を上回りました。
男女別の就職率を見てみると、男子大学生は97.9%、女子大学生は98.3%となっています。
就職氷河期の大卒就職率 91%
翻って、
かつて、「就職氷河期」という時代がありました。
バブル崩壊後の1993年から2004年頃に高校や大学を卒業した世代を「就職氷河期世代」と呼び、その数は約1700万人にも上ると言われています。この世代は、1970年から1984年生まれの「団塊ジュニア」世代とも重なり、人口が多い特徴があります。(私もこの世代です。)
就職氷河期世代は、非正規雇用期間が長く、このまま高齢化すると、十分な年金を受け取れず生活が困窮するのではないかと懸念されています。当時の就職率は、過去最低水準を記録しており、特に2000年から2003年頃は「就職超氷河期」と呼ばれ、有効求人倍率が0.5を割る年もありました。これは、求職者2人に対して求人が1つしかないという厳しい状況です。
また、リーマンショック後の2011年頃も就職氷河期と呼ばれ、大卒就職率はバブル崩壊後の就職氷河期と同水準まで落ち込みました。しかし、同じように就職率が低かった2000年と2011年を比較すると、第一志望の会社に入社できた新入社員の割合は、それぞれ51%と74%と大きな差があります。体感としても、バブル崩壊後の「就職氷河期」の方が長かったと感じられます。
このように、就職率だけで比較しても、その内実は異なる場合があります。望む待遇や会社に入社できたかどうかは就職率には反映されないため、問題はより深刻と言えるでしょう。
下記の表では、2000年3月卒、2011年3月卒、2024年3月卒の就職率を比較してみました。
卒業年度 | 大学 | 短大女子 | 高等専門学校 |
専修学校専門課程
|
2000年3月 | 91.1% | 84.0% | 100% | – |
2011年3月 | 91.0% | 84.1% | 98.7% | 86.2% |
2024年3月 | 98.1% | 97.4% | 100% | 97.5% |
就職は通過点。変化の時代を見据えて。
ここからわかるのが、求人にはトレンド、つなり波があるということです。
卒業する学生は毎年一定数いますが、企業側の採用人数は毎年変動します。
そのため、就職活動がうまくいかなかったとしても、自分の能力を過小評価しすぎる必要はありません。逆に、うまくいったとしても、自分の力を過信しないようにしましょう。もちろん「運」も関係しますが、景気や社会情勢によって求人数は大きく左右されるものです。
もう一つ重要なのは、会社に依存しすぎない、過度な期待を抱かないことです。バブル崩壊、リーマンショック、コロナ禍など、過去には多くの企業が求人を取りやめ、倒産に追い込まれました。事業縮小や早期退職の募集も珍しくありません。
正社員を抱えず、業務委託にシフトする企業も増えています。従業員ではなく、業務委託の相手として会社と仕事をするという意識を持つことが、今後ますます重要になるでしょう。
就職は誰もが平等にスタートラインに立つものですが、人生の全てではありません。就職活動の結果だけで自分の価値を判断せず、長い目で人生を捉えていきましょう。
【日記】
尊敬する後輩とランチ。私にない経験と知見も持っていて頼りにさせていただいています。税理士業界ではあまり出会わないタイプで話がはずみます。今日はありがとうございました!
独立すると、何にも縛られず、自分の気の向くままに、人づきあいができるのが楽しいです。
夜は実家の家族と一緒においしいものを。夫の誕生日祝いも(あとづけ?笑)
ごちそうさまでした。おいしいものをいただくと元気がでますね。
今日はパワーチャージした一日でした。
【今日の次女】
6時に次女のほっぺをちょんってしたら起きてしまいました。にこにこして。いつもは7時でもぐずぐず起きないのになぁ。そのままブロック遊びを一緒に。朝活できず。自業自得(笑)
クーラー寒めにしたことと、新しいマットレスで寝たのがよかったのでしょうね。熟睡できたようです。
ほかにも、成長著しく、しずかに電車に座っていられるように。
夕飯はライス大と、焼肉2人分くらいの量をひとりでずっと食べていました。
【something new】
鶏割烹 ならや 鶏とネギの土鍋ご飯