親業真っ只中だからこそ鍛錬できるスキルとは

夜ひとりで抜け出したときに見た桜。

子どもとの生活で手一杯。仕事との両立が限界。
今の生活で精一杯な場合でも、できることはあります。
それは一言でいうと、余白作りのスキルを磨くこと。

これは、起業を見据えている場合には、起業後に役立つスキルであり、
そうでないけれども何かを求めている場合にも、ご自身と向き合うために役立つスキルになるでしょう。
このスキルを磨くための、3つの鍛錬方法をご紹介します。

お子さんが幼い方、お仕事と親業を両立している方、育児休業中の方、など、流れるような日々を過ごされる方々にもご参考いただければと思います。

1日に1時間捻出する

人生を変えるには、1日2時間捻出すれば可能だと言われています。
しかし、時間が足りない状況から、いきなり2時間捻出するとなると、なかなか現実味がありません。
そのため、ここでは1時間捻出するとしました。

どんな状況でも何とか1時間捻出してみましょう。
そしてその1時間は、「はっきりとした目的のための1時間」です。
たとえば、

フィンランド語を学ぶ1時間
ブログを書く1時間
ランニングをするための1時間
など。

何でもよいわけではなく、例えば情報収集の場合、単に情報集めをするだけの1時間はおすすめしません。情報を集めて、それをまとめる場合はよいでしょう。

そして、フィンランド語を例にあげたのは、「なんとなく英語を学ぶ」というものとは明らかに違うからです。具体的な目標があればよいのですが、なんとなくはおすすめしません。

おすすめは、これを毎日やれば自分は変わるだろうなぁと思えることです。
発信すること、発表すること、世にだすことが特におすすめです。

 

無理めなことをする

2つ目が、「無理めなことをする」です。
「無理めなこと」とは、例えば子育て中なら、「子どもを預けて自分のやりたいことをする」ことです。
子どもを預けるなんて…と、世のお母さん方は思ってしまうことと思います。

なぜか子の父親は変わらず夜の付き合いに行っていても、遠出していても、出張していても、
母親はそのようにできないことが多いのです。
理由として、協力的な家族がいない、という場合もありますが、女性側自身も積極的でない場合も多いでしょう。

嫌だということをやる必要なありませんが、日々親業をメインで担っているようでしたら、あえて預けてご自身の時間を捻出しましょう。
友人に会う、コンサートに行く、などやりたいことをするのがおすすめです。

これは、何かを行うために必要な考え方の土台を作ることに役立ちます。
「家事も育児もあるし、自分には新しいこと・やってみたことをする時間なんて許されないんだ」という思い込みを払拭し、行動するための心理的ハードルを下げるためです。

「自分がやりたいことをやってもいい、できる」
というマインドを、経験を通じて自分に刷り込んでいきましょう。

人に頼る

最後に、「人に頼る」ことです。
私もとっても苦手でしたが、「人に頼ることができる」のは力になります。
特に私は2人目の子どもを授かってから、頼らずにやっていく限界にぶち当たりました。

頼るというと、まず、ベビーシッターさんや家事代行の方が思い浮かぶと思います。
もし、そのような方々とうまくお付き合いできるようになれば、とても力になってくださるでしょう。
特に相性のよいベビーシッターさんと出会うことができれば、「親以外の大人」として子どもたちが頼ることができ、親としても頼りになるありがたい存在になります。

しかし、このような方々を頼るということに限定して言っているわけではありません。
私が一番頼れるようになればいいなと考えるのは、配偶者などのパートナーの方です。私は基本的に頼り下手で、夫にも期待せずに頼ることもせず、ひとりで何とかやろうとしていました。
けれども、大切な子どもとの生活を守りながらひとりで何かを行うのは簡単ではなくリスクもあります。

「力を合わせる」ではなく「頼る」と書いたのには意味があります。
「頼る」は自分が主体的に磨くことのできるスキルだからです。
相手がどうであろうと、その状況の中で、できる限り相手が自分の力になってくれるように「頼るスキル」です。

そしてこれはパートナーの方に頼るのが、一番効果が高く、うまく頼ることができれば一番力になってくれる可能性が高いからです。
心無い言動にイライラすることもありますが(あえてさらっと書きますが笑)、自分の考えを伝えた上で、うまく頼れるといいですね。
簡単ではなく、長い時間をかける覚悟が必要かもしれません。
それでも、ご自身が何かを成し遂げた際に家族のおかげだと思えると素敵ですよね。是非取り組んでいただきたいです。
くどいようですが、長い目で見ることも必要です。ちょっとずつでも頼っていきましょう。頼る鍛錬と思いながら。

さいごに

実はご紹介した3つは、起業後に必要なマインドです。
それを起業した後に身に着けていくこともできますが、それほど簡単ではありませんし、これらの土台があったほうが明らかにスムーズです。

さらに、子どもとの生活は、「何もしていない」、「社会から取り残された」、「出遅れた」というような虚無感に襲われることがあるでしょう。
そのような方々にも、社会との関わりを持ち、気持ちを保つことができるヒントにもなるはずです。

頼り、助けていただくのも、お仕事の上でも「楽しい」ことです。
頼りたい、助けていただきたい、と思うような方々に出会ったときに、躊躇せずに頼れる鍛錬もしておきましょう。「気持ちよくありがたく頼る」ことが、良い関係をつくることにつながるはずです。そのような関係を目指していきましょう。

【日記】
体調不良が日に日に改善し、とても機嫌がよい次女。毎日るんるんで歌って踊っています。いつの間にか、こてこての関西弁を話すように。今日もお肉大盛り食べました。牛乳も。
長女は目覚まし時計で起床し、登校。昨日の失敗を克服し、今日は嬉しそうに帰ってきました。
ホワイトボードに落書きしたり、2人で遊んでいます。次女はお姉ちゃんの歌が好きで、歌って〜と追っかけ回していました。
訪問、金融機関の方とご対応、オフィスへ向かった後は、徒歩で帰りました。

【something new】
中之島
大きいホワイトボード

 

 

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