【M&A】仲介会社利用での候補先提案までの期間は約2〜3ヶ月

事業承継で、M&Aを検討したときに、どれくらいの期間がかかるのかは気になるところですね。例えば5年後に引退を考えている場合に、いつからM&Aの活動を始めればよいのでしょうか。

一般的に、M&Aをの成約までは早くても半年〜1年。希望条件での候補先が見つからない場合は、3〜4年かかると言われています。

半年はよほどスムーズに行った時だと考えられます。仲介会社を利用した場合でも、候補先のご提案を受けるまでの期間は2〜3ヶ月くらいかかるからです。
候補先の提案を受けるまでのスケジュールを確認してみましょう。

M&A サポート役の選定 (1ヶ月)

M&Aを行うには、一定の規模になると、仲介会社にお願いすることが多いでしょう。以前よりM&Aが盛んになり、仲介会社も多くなりましたので、どの会社と取り組んでいくのかを選ばなければいけません。

もし、仲介会社にお願いしない場合には、オンライン上のプラットホームを使って、自社の情報を開示し、マッチングを狙うという方法もあるかもしれません。
その場合にも、どのプラットホームを使うのか、サポート役として、税理士や支援センターなど誰にお願いするのか検討することになるでしょう。

このサポート役の選定まで、1ヶ月くらい必要なことがあります。
ご自身のご希望を伝えやすいお話しやすい方、相性がいいと思われる方にサポートしていただくとよいでしょう。
複数の方とお会いするかもしれませんし、1度目の面談では本決定までには至らず、2度目の提案資料などで決心がつくかもしれません。
そうすると、契約締結まである程度はお時間がかかると考えられます。

 

譲渡スキーム・企業価値評価(1ヶ月)

仲介会社が決まれば、次は、譲渡スキームの企業価値評価です。
いずれも仲介会社を通じて行われます。

譲渡スキームとは、例えば、譲渡対象の事業を会社分割で譲渡するか、事業譲渡として譲渡するかなど、どのような方法で、M&Aを行うのかということ。

企業価値評価は、譲渡対価の基礎となる企業評価です。
決算資料や直近の試算表、事業内容についてのヒアリングをもとに行われます。

仲介会社に対して、資料を開示したり、質問に答えたりする必要がありますので、やりとりの速さにもよりますが、スムーズな場合でも1ヶ月くらいかかります。
資料応答のスピードにもよるでしょうね。

 

候補先へ打診するまで(1ヶ月)

そして、企業評価ができると、候補先の選定です。

仲介会社の場合、すでにM&Aに興味のある会社リストなどを把握しています。
その中でも、双方の基本的な条件に合う会社をリストアップします。

リストの中から、売り手先会社に対して、匿名での情報開示をしてもよい会社かどうかを確認します。売り手先企業としては、この会社には売却したくない、この会社は知り合いだから情報が漏れたくない、などの希望がありますので確認します。

その希望を元に、仲介会社は、情報開示OKとなった買い手先会社に、売り手先の匿名情報を提示し、今回の事業買収に興味があるのかどうかを打診していきます。

このように、売却情報開示候補先の選定から、買い手候補先へ打診するまでは、企業価値算定から1ヶ月くらいかかると考えてよいでしょう。

ここまで順調な場合3ヶ月くらい。
仲介会社としては早く成約させたいという事情もあり、もっと早めに進むこともあるでしょう。

おおよそのスケジュール感ですが、売却まで6ヶ月というのはなかなかタイトだと思われますので、ご参考くださいね。

なお、仲介会社利用ではなく、プラットホームを活用しての、候補先との出会いまでは、もっと早い場合もあれば、マッチングがない場合もありますので、あわせてご参考くださいね。

 

【日記】
学校へお迎えに。夕飯は3人で外食。1学期お疲れ様。帰宅後はくつろいだ後、宣言通り、夏休みの紙の宿題を全部終えていました!工作も!
次女は、朝からやる気なく。ですが、競争するとやる気がでます。着替え、食事、片付け。私が負けるのが条件ですけれど。

【something new】
お迎え後外食
檸檬堂

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