扶養控除等の対象となる国外居住親族と添付書類

お正月、海外から実家に帰省される方もいらっしゃることでしょう。
海外に居住する留学生のお子さんを扶養控除等の対象にする場合、生活費・教育費を現金で手渡しせずに、「送金履歴が残る方法」でお支払いしましょう。

「国外居住親族に係る扶養控除等」の適用を受ける場合には、「親族関係書類」や「送金関係書類」の提出が必要です。

国外居住親族と扶養控除等

非居住者である親族に該当する者を「国外居住親族」といいます。

非居住者とは、居住者以外の者をいいます。居住者は、国内に住所を有し、1年以上居所を有する者のことです。それ以外の者は非居住者になります。

2022年12月まで、扶養控除等の対象となる国外居住親族は、「16歳以上の者」とだけ定められており、所得要件などはありませんでした。しかし、30歳から69歳までの非居住者は所得の稼得能力があると考えられることから、2023年分以後の所得税において、一部の場合を除き、扶養控除の対象から除外されました。
なお、配偶者控除については年齢制限はありません。

ここでは、配偶者控除、配偶者特別控除、扶養控除又は障害者控除のことを、「扶養控除等」として説明を進めます。

扶養控除等の対象となる国外居住親族

扶養控除等の対象となる「国外居住親族」は、扶養親族(親族のうち合計所得金額が48万円以下である者)のうち、以下に該当する者をいいます。

  1.  16 歳以上 30 歳未満の者
  2.  70 歳以上の者
  3.  30 歳以上 70 歳未満の者のうち、次の①から③までのいずれかに該当する者
    ① 「留学」により非居住者となった者
    ② 「障害者」
    ③ 扶養控除を受けようとする居住者から「生活費又は教育費」として 年38万円以上の支払いを受けている者

(その年の12月31日時点での年齢で判定します。)

 

国外居住親族に係る扶養控除等の要件

通常、扶養控除等の対象となる親族がいる場合、給与等を受ける人は、給与や公的年金等の支払者に「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」を提出します。

そして、「国外居住親族」を扶養控除等の対象とする場合には、上記に加え、「確認書類」を提出する必要があります。年末調整ではなく確定申告において、「国外居住親族に係る扶養控除等」の適用を受けようとする場合には、確定申告書に添付します。

「確認書類」とは次の通りです。

◯「親族関係書類」
・国外居住親族が居住者の親族であることを証明する書類
・例)戸籍の附票の写し等+国外居住親族のパスポートの写し
・留学生は、「留学ビザ等書類」の提出が必要

◯「送金関係書類」
・扶養控除等を受ける者が、国外居住親族の生活費又は教育費を支払ったことが確認できる書類
・例)外国送金依頼書の控えや、クレジットカードの利用明細書等
(つまり、現金で渡した場合は認められません)
・30歳以上70歳未満の国外居住親族(配偶者を除く)については、「38 万円送金書類」(38万円以上送金していることが確認できる書類)の提出も必要

※「送金関係書類」等は、該当する「年分」ごと、「国外居住親族の各人」ごとに必要です。複数の国外居住親族を扶養控除対象とするためには、それぞれの口座に個別に送金しなければなりません。

扶養控除等の要件を満たすためには「送金関係書類等」が必要です。送金方法については予め確認しておきましょう。

【日記】
布団で眠るとすっきりしなかったのでマットレスで寝たらすっきり。寝ながらころころ移動する娘たちと寝具争奪戦です。
次女の鼻水が加速。いつものタマゴサンドを食べないと言うので体調が気になりましたが、気のせいでした。トースターでほんのりあぶるだけで劇的においしくなったので、しっかり平らげました。やや飽きただけだったようです。ミートソースドリアとかまぼこが最近のお気にいり。
ランチ後は、制作キッドを子どもたちにプレゼント。その間わたしは自分時間を確保しようとしましたが、娘たちは興奮していちいち報告に来るので、思惑は外れました。想定どおりとも言えますが。汗

【something new】
HIBIO2階
ガラスカボションでつくる 星空のしずくアクセサリー
ヤマト グラスデコ

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