「理想の社会人像」について考えなおす

「おおきなかぶ」を一人で採ってもいい。「〇〇(ちゃん)は〇〇(ちゃん)だもん。」

 

会社にいて疲れること

会社に属しているだけで疲れることがありませんか。
慣習として存在する「~しなければならない」という無言のプレッシャーのせいかもしれません。
上手に折り合いをつけることができる人も多いのかもしれませんが。私は苦手です。

例えばこのようなもの。

・朝は定時よりも15分早く出社すべき
・たくさんサービス残業すべき
・お客様の要望には全て応えるべき
・自分の要望を伝えるのは控えるべき
・仕事以外の会話は慎むべき
・手書きをすべき
・印刷してファイリングしておくべき
・インデックスを貼るべき
・内線やチャットでなく対面で伝えるべき
・メールではなく電話で挨拶すべき
・終日訪問の日も事務所に出社すべき
・テレワークではなく事務所で働くべき
・とにかく休まず出社すべき
・休む理由を伝えるべき
・申し訳なさそうにするべき
・育休は女性のみ取得すべき
・育児は妻に任せて働くべき
・ハイヒールを履くべき

こうした「理想の社会人像」(ここでいう社会は「会社」のことです。)は
まだまだありそうです。

自分の価値観に従うから疲れる

これらのことを遠ざけて過ごしていると、
「理想の社会人像」からほど遠い自分に対して
罪悪感をもったり、劣等感や無能感を覚えたりするかもしれません。
(例えば、
・定時で帰る自分は、たくさん残業してる人に対して悪いな。
・お客様の要望を全て受け入れられないのは自分の能力が足りないのかもしれない。
・男性なのに子供の病時に休むなんて身勝手かもしれないな。
などです。)

心で葛藤を覚えながらも、その組織に属している限りその気持ちは消えそうにありません。

なぜなら、この理想の社会人像は、他の人が守れば守るほど、会社で認知され、
良い手本だと称えられ評価され、
逆に逆らうほど会社では批判され、できないやつだと烙印をおされる構造になっているからです。

「理想の社会人像」になれないと自分で感じている場合、
その会社にいる限りは罪悪感を覚えるでしょう。
自分のふるまいが、自分の価値観に忠実なものであっても。

なのでなおさら苦しいです。
自分の価値観に沿った生き方をすればするほど
会社では評価されないのです。

疲れる環境から離れよう

世界は広く、価値観も生き方も多様です。
ですが、会社はとても狭い世界です。しかも人生の通過点です。
会社生活が人生の全てでも最終着地点でもないのです。

とはいえ、実際に働き始めてしまうと、
「会社が今いる世界のすべて」と感じてしまうかもしれません。
(しんどい思いをして仕事をしているとなおさらです。
仕事に自分のリソースを多くとられているから。)

そんな時こそ、それまでの世界と距離を置いて、新しい世界に飛び込みましょう。
自分でそれを選択してみませんか。
会社の慣習も、会社の価値観もそうそう変えられませんが、自分がいる場所は自分で選べます。
行動することで次の課題に直面するかもしれませんが、新しい世界に出会えます。
理想の世界に出会うために自分のリソースを使いましょう。

それまでの「理想の会社員像」と離れるだけで、
「(いらない)罪悪感」と
「(いらない)無能感」と
「自己否定をしないと評価されない環境」からさよならできます。

望まない理想の中で過ごすのはほんとに疲れることだと思います。
それらを手放すこと、まずはそれだけで、自分らしい活力を取り戻し、
すごい元気が湧いてくるかもしれませんよ。

まずは通過点を見直しましょう。

【日記】
*ぷ~ちゃん*
・「おおきなかぶ」でネズミを。
・ヨガの定番「おすし」のポーズ。「(身体が)やわらか~い。」と言うまでやります。
*ね~ちゃん*
・土曜日は片付けの日。
・土曜日はカレーライスの日。

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