やらないといけない思いが強すぎるとうまくいかない理由

飛行機のプッシュバック@福岡(2012年3月19日)

プッシュバックとは

プッシュバックとは、一般的に、「押し戻す」や「抵抗する」という意味で用いられます。
「プッシュバック」で調べると、飛行機をバックさせるために押して移動させること、という説明がでてきますが、今日お話ししたいのはその「プッシュバック」ではありません。

例えば、会社内や集団などで意見を表明したときに、賛同を得られず反発されたり拒否されたりする行為を、プッシュバックと言うことがあります。
「反発」、「抵抗」、「拒否」このような意味のプッシュバックです。

このプッシュバックは、人に備えられた性質とも言われています。
例えば、「やりなさい」と言われるほど「やりたくなくなる」経験をしたことは
ありませんでしょうか。

「やりなさい」と言われるとやりたくなくなる。
「やったらダメ」と言われるとやりたくなる。
反発したくなる。これらがプッシュバックです。

そして、どうやら反発したくなるのは、子供だけではないようです。

 

大人になってもプッシュバックがある

子供の場合は、親や大人からの「プッシュ」が多いでしょう。
宿題しなさい、手を洗いなさい、着替えなさい、歯磨きしなさい、寝なさい・・・。

プッシュしている方はあまり意識していないことが多いですが、
言われた方は、とても「プッシュ」されていると思い、とっても反発したくなるようです。
特に、「強制」「絶対」「今すぐ」という風に「プッシュ」が強いほど。

さて、大人になるにつれ、保護者からのプッシュは減っていきくようですが、
まだプッシュバックはなくなりません。
自分自身に対してプッシュしてしまうことがあるからです。
「やらなくちゃ」と自分で自分に課すことがこれにあたります。

「やらなければならない」と強く思うほど、身動きがとれない。できない。
「やりたいこと」ではないから、「やらなくてもよい理由」をつくってしまう。

プッシュバックにより、そういうことが起こってしまうのです。

 

プッシュバックから逃れるためには

では、プッシュバックを受けないためには、どうすればよいでしょうか。
単純に考えると、「プッシュをしない」こと。

プッシュは、行動をコントロールしようと思う働きかけなので、
コントロールしようとしないように。
(コントロールしなくても自分はできるというセルフイメージを。)

子供に対しては、以下のような投げかけはどうでしょうか。強制せず、押しつけず。
(コントロールしようという気持ちがあると、それはプッシュになりますが・・・。)

・提案 (宿題したらどうかな、早く終わらせて遊ぼうよ)
・問いかけ (歯磨きしないまま寝るとどうなる?)
・誘い (一緒にお風呂入ろうよ)
・メッセージ (ごはん食べないと心配だな)
・励まし (がんばってやろうとしているね、きっとできるよ)

大人の場合も、自分自身が「やらなければならない」と思っているなら、
それを取り払ってあげること。
「やらされている感」から逃れて「やりたいこと」に置きかえましょう。
・「絶対に変わってみせる!」
・「現状を変えたい!」
・「必ずやり遂げたい!」 など。

人は、自分が心からやりたいと思うことに対しては力を発揮できるものです。
逆に、強制的にやらされたり、やらねばならないと思うと、がんばれない。
一時的にはやったとしても継続しないのではないでしょうか。

自らの意思で、こうする!と思えた時に「プッシュバック」から逃れて
エネルギーが湧いてくるでしょう。

「やりたいこと」を思い出すためにも、夢を思い出しましょう。夢はやりたいことそのもの。
そして、一切否定をせず、全力で前向きに想像してみましょう。

 

【日記】
月に一度の午前中フリーの土曜日。緊張からも解放され好きなだけ眠っていると
「ママ、けいたいもってきたよ」の次女の声で目が覚めました。
自分が起きているから私にの起きてほしいそうです。起こす口実を考えたんだなと感心。
起こしてはいけないとわかってはいるんでしょうね。結局、夜も朝も起こされています!笑

日中は、次女の「ママ、こっちむ~いて♪」の声で仕事の手を止めてしまいます。
無邪気で楽しげな空気を大切にしたくて。で、
振り向くと、柔軟性ばっちりのタコ踊りをしています。
「みちゅあみ(三つ編み)ちて」もブームです。

長女、夏休み1週目が終わりました。昨年も夏休み初めは体調不良でした。
今日はすっかり元気になった長女。楽しみにしていたお祭りに行きました!
次女がここ一番の激しさでぐずったので先に帰りましたが、長女はお友達と一緒に過ごせてとっても楽しそうでした!みんなで行くお祭りは楽しさひとしおのようで、良い思い出になりました。
ありがとうございました。

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