未練を断ち切るために「やらないこと」をやってみた話

「やらないこと」。この日は特別。

独立後の方向性を考える中で、「やらないこと」を決めて行動してきました。しかし、心のどこかに「未練」が残っていることに気づき、その未練を解消するためにあえて「やらない」と決めたことに挑戦してみました。その結果、得られた発見と気づきをお伝えします。

「やらないこと」を決めた理由

独立を機に、私は「自分には合わないだろうな」と思うことを選択肢から外してきました。例えば、事務所を借りる、従業員を雇う、電話を使う、などです。先輩方の経験談を参考にしながら、自分なりの判断軸で「やらないこと」を決めてきました。
どうありたいかも大事ですが、やらないなと思うことを定めることでも、自分の望む方向性に向かって進めると思ったからです。

しかし、そういういろんな「やらないこと」を排除していくと、残るものは洗練されたもののみ。その残された行動が「答え」なのかもしれないけれど、ついていけない思いがありました。誰かが作り上げてきた答えをもらっても、自分のものにできないのです。

いくらそれが「正しくても」、きっと間違いない道だとしても、自分の頭の中に道筋が浮かばないのです。どこに向かおうとしている道なのかがわからず、めいっぱい「行動」することができません。

そして、「やらない」と決めたことに「未練」があることに気がつきます。頭では理解していても、心では捨てきれていない選択肢があると気づいたのです。結果的に先輩方の二の鉄を踏むとしても、やってみるしかないと考えるようになりました。

「やらないこと」をやってみた

未練を解消するために、あえて「やらない」と決めたことを試してみることにしました。嫌だと思って避けていたことでも、やってみると意外な発見があるかもしれません。

例えば、事務所。事務所を借りない方向で考えていましたが、借りることで良かったことがあります。事務所が近いというきっかけで始まったお付き合いがありました。とってもよいご近所仲間もできました。私にとってはかけがえのない方々と出会うことができ、事務所のメリットを感じました。維持管理の面だけで決めるのはもったいないという気付きがありました。

一方で、「電話対応」を増やす試みでは、予想以上のストレスを感じ、「やっぱり自分には合わない」と再確認する結果になりました。特にかけるのが苦手です。関係性のある方とのお電話は大丈夫なのですが…。

どちらの場合も、「実際はどうなのか」を自分の体験として知ることで、未練を断ち切り、自分の方向性について納得感を得ることができました。

未練を解消することで前進できる

こうして、「やらない」と決めたいろんなことをいろいろやってきました。(もはや「やってみるリスト」ですね。)
やってみたことでメリットがあることを発見したことについては、それを知ったうえで納得いく判断ができるようになりましたし、
やってみた結果、「やっぱりぜったいに自分には合わない!」と強く感じ「絶対にやらない」と心に決めたこともあります。やったことで、心から「合わない!」と知ることができたのは大きな気付きでした。

「やらない」と決めたことでも、一度試してみることで、自分の判断に確信が持てるようになります。それは時に、「やっぱり合わない」という結論であっても良いのです。その重みが違います。未練を断ち切ると、納得し、次へ進むための一歩を踏み出すことができます。自分の中の整理しきれていない選択肢があれば、時には失敗覚悟で挑戦するのもいいですね。それが自分の強い軸につながるはずです。

 

【日記】
長女はカブスカウト。海外からの観光客との交流。突撃交流のような。折り紙の作品が人気だったようです。次女は束の間のひとりっこタイムを満喫。日中小春日和だったのでアイスクリーム食べてご機嫌。
次女は急に話が変わることが多いので、先日「話はかわるんだけど」って言ってくれたらわかりやすいよと伝えました。こどもにはむずかしい言い回しかなと思っていましたが、今日さっそく使ってくれました。「はなしはかわるんだけどさぁ」と。話が変わらない文脈でしたが(笑)

【something new】
ボールアンドチェーン?

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